天蓋にも様々な様式がありますが、こちらは他には見られないオリジナル性の強い天蓋です。 仏説「蜘蛛の糸」の物語をもとに、中央に下がる一本の蜘蛛の糸(金糸の縄)に何人もの人物がのぼっていこうとしている様がみられます。 上部天蓋には空席の蓮座が多数あり、極楽へ免れようとする様を物語っています。 作品名 蜘蛛の糸 天蓋納品先 天徳院(石川県)